てぃーだブログ › 沖縄も雲の上は青空

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Posted by TI-DA at

2012年01月27日

死に掛けて、生き返って

1月の中旬に父親が死にかけていた。
この言葉は病院のDrが言ったので多分間違いないと思う。
それに実際に父親はかなり食も細くなっていたし、
水分も欲しがらず、おしっこも少なく、一日のほとんどをウトウトと寝てばかりいた。

往診に来たDrから
「カリウムの数値が6.8、危険な状態です、入院を勧めます」
と言われたが、母親は
どれくらいの危険かは認識しておらず、
「先生、最後は家で見ますから入院はいりません」
「それはご家族皆さんの気持ちですか?娘さんはどうですか?」
「私は母親の意見と同じです」
「では、入院はしないという事でよろしいでしょうか?」
「その前に先生、もし入院しないと父はどうなるのですか」
「そうですね、もってあと2・3日」
「先生、それはどういうことですか?死ぬってことですか」
「その可能性が高いです」
へええええっ!先生、あと2・3日!ホントですか!大変!すぐに入院させてください
の母親の最後の言葉にDrはすぐに紹介状を書き、父はかかりつけの総合病院の救急診療科に運ばれた。

そして、総合病院診療科に入ってたっぷりと1時間以上経った後、気を揉む私たちに
若いDrが
「だいぶ弱っていますけど、ご家族はどのような治療を望んでいますか?全身弱っていますし、透析を始めますか、胃瘻(いろう)をしますか?」
へえ?、、透析!胃瘻(いろう)!えええっ!それは考えてないですが…」
「ここは病院ですから患者さんが来たらまず治療しなくてはならないのです、もし治療をしないのならもうお帰りになってもかまいませんが」
「ええええ!父はどうなっていますか?」
「今点滴をしているのですが、…」
「このまま帰るということはあと2・3日で死んでしまうんでは?…」
そうですね、死というのはだいたいが突然なんです。交通事故もあるし、病死もあるし、死は必ずやってくるのですから。ここは病院だし、病気を治すところですから、、、」
なんて、昨日大学を終えてきたような若いDrが淡々と事務的に話した。
 
 入退院を繰り返し、満身創痍薬漬けの父親だけどこうもあっさりと事務的に帰れなんて言われるなんて…


しかし、それを聞いた母親はしばらくうろたえたが、
「そうだよね、透析も胃瘻(いろう)も苦しめるだけだからもう連れて帰ろう」
と言い出した。
私も父親にこれ以上の治療は厳しいよな、なんて思いながらも、こんな状態で連れて帰るったって、ほんとにいいのか?????
って、悩んで、「そうだ、ケアマネージャーの〇〇さんに相談しよう」

早速病院に駆けつけてくれたケアマネは
透析!胃瘻!それとも帰宅か、なんてこと!こんな状態で帰すの??」
と、究極の選択に一緒に悩んでくれたが、人の生き死に迂闊な言葉も言えないと。。。
 
若いDrはあのように言ったが、処置室ではずっと点滴が続いていた。

約3時間後にやっと入室を認められた時、
父親の顔には紅が差されたようにほほに血色が出ていた。
いつもひんやりしていた手足も暖かくなっていた。
声を掛けるとしっかりと目を開けた。
「ここはどこか分かる?」
「病院みたい」
ちゃんと言葉も返した。
看護師さんたちが一生懸命に看護してくれていた。

それから2時間後、既に夜になっていた。
本物のDrが説明に来てくれた。
「点滴が効いて、来た時よりだいぶ意識もはっきりしてきましたね。あと2・3日病院で様子を見ましょう」
「先生、これ以上の透析や胃瘻は望まないのですが、」
「そうですよね、とりあえす、今は点滴の効果がでてますのでこの状態で様子を見ましょう。もう少し良くなってからお家に帰った方が良いと思いますので。」
「先生、よろしくお願いします。来た時よりもとっても良くなっています。よろしくお願いします」
連れて帰る、という気持ちになっていた母は先生に入院よろしくお願いしますと言っていた。

その日は私が父親に付き添うことにした。
一旦家に帰り、夜食のパンと読み物の本と暖かいコートを持って救急科に戻った。

父親は私の顔を見ると、開口一番
「ヤーサヌ、ムノーネーラニ」
びっくり、ここ1ヶ月ほど食欲がなかったのに腹がへった、おなかが空いたとは!
早速看護師さんの了解の元、夜食用に持ってきたパンを小さくちぎって口に入れてあげた。
「美味しい?」
「ウン」
「ゆっくり食べてよ、食べ過ぎたらいけないから今日はこれで終わりね」と半分ほどで止めようとしたら
「ナーヒンカンブサン、ヤーサヌ」
と、菓子パンをぺろりと平らげた。

次の日から
粥食も8割がた平らげるほどで、日々良くなっていったが
微熱が出たりして結局2週間入院した。


退院して食欲もあるし、おしっこも良く出るようになった。
以前のように、父親の兄弟たちが入れ替わり会いにきてくれる。






  


Posted by ブロッコリー at 23:28Comments(0)雑記

2011年08月25日

台風11号お前もゆっくりと来るのか?

今年は本当に台風の当たり年。
台風11号が沖縄を伺っている。

しかも9号と同じように非常にゆっくりと。

  


Posted by ブロッコリー at 23:20Comments(0)季節

2011年02月09日

椿の季節

庭の八重咲きの椿、鮮やかなピンクの花びらがきれいだ。




ご近所でも桜が満開。




先週まで寒かったが、今週になって寒さが緩んで暖かくなった。
今日は春物の上着で外出。
なんだかウキウキしてきた。
  


Posted by ブロッコリー at 22:48Comments(0)季節

2010年11月01日

黒猫のタンゴ



特徴

ノラネコ、オス。
短足。
片足だけ白いソックスを履いている。

ものすごく臆病者。

うちのミーちゃんと友達になり?

その内に餌を貰いに毎日のように来きてた。

最初の頃は
私が見ているうちは餌を絶対に食べなかったのに、

1m ・・・・さかな

50cm ・・・・さかな

30cm ・・・・さかな

20cm ・・・・さかな

10cm ・・・・さかな

5cm ・・・・さかな

と、段々と近付く様にキャットフードを投げたら、
どんどん餌に釣られて拾い食いしながら近づいてきた。

毎日のように繰り返し繰り返し、距離を縮めて、

とうとう私がいても餌椀に頭を突っ込んで食べるまでに慣れてきた。


ある日、
どうしてもつやつやの黒い毛並みを触りたくて、そっと手を出したら、

触っても無いのに、いきなりの爪め付きネコパンチパンチ!あしあと黒

それから何度か試したが、絶対に触らせてくれない。


それから数ヵ月してだいぶ慣れた頃、

一生懸命に餌を食べている首筋をいきなり掴む、、、
つもりで手をさっと出し、
かすかに黒い毛に触れた瞬間

ネコはびっくりして、餌椀をひっくり返して1m程も飛び上がった

私もびっくりしたびっくり!
そこまで飛び上がるか?って。

その後からかな?

我が家に寄り付かなくなったのは。。。

  
タグ :黒猫


Posted by ブロッコリー at 15:46Comments(0)ねこ

2010年10月28日

台風はヒラヤーチーで

朝から雨は降りっぱなし、風は徐々に強くなってきた。
時々強い突風にドキッとする。


子供のときの台風の定番は ヒラヤーチーとおにぎり だった。
で、今日のお昼はヒラヤーチーを作った。

 野菜はエンサイとニンジン
 

 

 






アーサと島豆腐の味噌汁




空は益々暗くなってきた。
今夜から明日が最接近。





と、ここまで書いて、昔のことを思い出した!
学園祭で、ヒラヤーチーを作って売ったことがあった。

材料にたっぷりの卵にシーチキン、野菜、おいしいお好み焼きソースにマヨネーズ…を使い、
20cm程度の大きさを
100円で販売

作るのが間に合わないほど飛ぶように売れた
材料を買い足しに行ったり、休む間もないほどたくさん焼いた。

お店を閉め、ワクワクドキドキして計算した。
いくら儲かったかな???

なんと、大赤字
あんなに頑張ったのに!
なぜ?
何で?
赤字?



沖縄ソバを販売したお店は○万円の儲けとか、羨ましい結果を聞きながら、
ものすご~~~くがっかり、ドッと疲れが出たことを、、、、思い出した。。。。
  


Posted by ブロッコリー at 16:38Comments(0)台風

2010年10月27日

強い台風14号

確実に来そうな天気予報。
台風の中心はいくらか逸れそうだけど、、、風速40m以上の風が吹くかも。

今年始めに知り合いの放置畑を借りた。
ブロッコリーは移植してやっと根づいたばかり。
インゲンは30cmほどに成長してネットにツルを巻き始めた。


昨日は野菜に寒冷紗をかけて暴風対策。
おじさんからのもらい物の寒冷紗はあちこち破れていたりピン刺しの耳の部分が弱くなっていたり。
それでピンたくさん刺して、、、、
で、昨日でしっかりやったので大丈夫!

と、
思っていたけど、今日の天気予報でまたまた心配になって、
雨の中、昨日の点検と更に気になるところを補強。

秋台風は大きくて強い、被害も大きくなると言われているので、心配。。。。


ところで一つ気づいたことが。

私の住んでいるところは野菜作りの盛んな田舎。
私が子供の頃は台風が来るとなると、
どこの家でも家族総出で畑や家の台風対策をした。

トタンの家は釘を打ち付け、
木造住宅はワイヤーを掛けて補強し、
戸板を釘で固定し、
家の周りの物を片づけ、

野菜は収穫できるものはさっさと収穫し、
寒冷紗で養生する頃には雨風が強くなって、
雨カッパを着ても濡れながら作業し、、

そんな風景が私の周りではあたり前に見られたのに。


時代の流れとともに、

トタン屋根の家などはしっかりしたコンクリートの家になり、

農家の老齢化とともに、
立派な野菜が取れた土地に、家やアパートが建てられ、

畑が少なくなり、専業農家も少なくなり、
昔からの農家の子供孫はほとんど勤め人になり、
年取ったジジババが細々と野菜を作っている。

だから、台風対策なんて風景も見当たらない。
私たちだけ。
私たちだって、休日農家みたいなもの。
畑の周りに住んでいる人はほとんどが他所から移り住んできたばかり。
雨の中台風対策する私たちをどのような目で見ていたのかな?
まあ、TVでも見て、私たちの存在なんて気にもしないかな。。。

ところで台風14号は寒気も一緒に運んできた。
昨日から涼しくなった。
半袖では少し涼しい。


台風被害の出ないことを祈る。
  


Posted by ブロッコリー at 15:59Comments(0)台風

2010年08月25日

旧盆 ウークイ

平成22年8月24日 旧盆 ウークイ

 
本家の昔ながらの仏壇


長老と孫達がウートートー


夜の9時過ぎ ウークイ 
本家の家族がウークイの儀式を執り行う。
年長のおじさん、おばさんがあれこれ教えながら、、、


黄色い紙のお金をたくさん燃やしてご先祖様に持たす。


おもち、ご飯、中味の汁、天ぷらなどもお札と一緒に


お供えしていたものをすべて下げる。 サトウキビも。


子供たちも神妙に興味深そうにみている。
しかし、時に面白い質問や突っ込みも。
その度に爆笑!

  


Posted by ブロッコリー at 08:16Comments(0)大事なこと