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2012年03月06日

父の褥瘡(じょくそう)・床ずれとも言う

寝たきりの父のお尻に出来た褥瘡。

なかなか治らず段々と大きくなってきていた。

先月、往診のDrが総合病院に予約を入れてくれた。


形成外科のDrは若くてきれいな女医さん。

きれいな指に手袋をセットして

「ちょっと失礼しますね。」と言って横向きに寝た父のオムツをテキパキとはがして、

開口一番、「あら、これは上手にやって貰ってますね」

しかし、始めて見る私は、、、びっくりびっくり!

直径6・7cmくらいにお尻の肉が、赤い肉が、

まさに赤肉のかたまりがお尻に開いた穴の中に、、、生肉が二つ

  これ、痛くないの????  と私の心の声


若い女医さんが褥瘡の周りに少し残っている固くなった皮を鋏で切る。

「あのー、切る時に痛みは無いのですか?」と私。

「そうですね、この部分は爪のように固くなって痛みは無いのですよ」と涼やかな声で答える。

しかし、時々父が小さく アガー という声とともにわずかにお尻を動かす。
  ほんとに痛いのか、触れる感じで痛いと言うのか分からないが・・


「ごめんなさいね、すぐに終わりますよ、、、、はい終わりましたよ、よく頑張りましたね・・・」


女医さんは看護婦さんと一緒に患部を洗浄して薬をたっぷり塗って、ガーゼを当ててテキパキと処置しながら、

「褥瘡にしてはいい状態ですね、お家での手当てが良いのですね。」と、終始爽やかな笑顔で言ってくれた。

母からのお願いに「褥瘡の手当ての仕方」を丁寧に教えてくれた。


「ハー、、、上等先生にあたったさー、、良かったさー。」

母は良い先生に診て貰ったと大変喜んでいた。。。。。
私も。。。。




あれから2週間後、

形成外科の予約日。

またも若い女医さんの手によって剥がされた父のオムツの中から出てきた褥瘡、

大きさは1/4ほどに小さくなって片方はほぼピンクの皮で被われ、

別の片方はわずかに赤い肉が見えるがこれもかなり小さくなっている。

  オオウ、ここまで回復するか!と、私はびっくりした!

「あら、ずいぶんきれいになりましたね。これは上手に手当てされていますね。」

と、以前のように笑顔で鈴が鳴るような涼やかな声。

女医さんの笑顔は治療の成果に大変喜んでいる。


今回も丁寧に薬をたっぷり塗ってガーゼを貼ってくれた。


「やっぱり上等先生だね。良かったねー。」



1月に死に掛けたときはほとんどご飯を食べれない状態だったけど、

今は食事も良く食べるようになった。

血色も良くなり、問いかけにもゆっくりだけど受け答えが出来る。

往診のDrが

「欲しがる物は何でも食べさせてくださいね、食が進めば褥瘡の治りも早いですから」

そうなんですね。

ほんとに、褥瘡って治るんですね。。。。







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Posted by ブロッコリー at 23:12│Comments(0)雑記
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