旅の記録 トレイルにて

ブロッコリー

2009年10月24日 22:28

友達が「いい所があるよ、ウォーキングに行こう」と

車に乗って30分。

木立がアーチになった道に入り、そこから小さなパーキング場に車を止めて、、、

そこは静かな雑木林の中にあるトレイル。
中には小さな川も流れていて、木と水の癒しの気が充満。

木に絡まった「つる植物の葉っぱ」が赤く紅葉している。
涼やかな空気は爽やかそのもの。






しかし、木立の向こうは視界が開けてない。

熊が出るか、怪しい人が出てくるか?  
この爽やかな空気の中、心拍数上がりっぱなしの私。
なんて言ったって、ここはアメリカ。


不意に人が現れた。向こうもトレパン姿の中年二人連れの女の人。
あちらもびっくり、こちらもびっくり、でも次の瞬間、
「ハ~イ」と、笑顔で軽く声をかける。

良かった、普通の人で。




木の上から視線を下に落とすと、なにやら赤いものが。
おお~~~! ベリーだ
しかもいっぱいある。食べ放題で食べていたら、蜂がやってきて、「これは私のものよ、これ以上はダメよ」と、言われた(気がした)。

さらに歩きながら良く見ると、濃い紫の小さい実があちこちにたくさん生っている。
つまんでみると、渋くて酸っぱくてほんの少しだけ甘味があって、、、、




間違いなく山葡萄だ。
小さな3房ほどを採り、友達は要らぬと言い、私一人で指を紫に染めながら食べた。

ああ、この山葡萄で美味しいワインが作れると云うのに!こんなにあるのに、ここに!




これは「クコ」に良く似ている。
葉っぱも、茎の棘も、実も。
口に入れてみたいが、なんだか自信が無い。
結局素通りしてしまった。



木や植物を見たり木の実を食べたり、小さなリスなどが出て、楽しくなった。


その後、何人かの人とすれ違った。
会う人会う人笑顔で軽く挨拶をした。
「私は悪い人ではありません」
挨拶にはそんな意味も込められているような気がした





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