ツワブキの思い出
庭のツワブキにいつの間にかつぼみが出来ていました。
やがて黄色い可愛い花が咲きます。
若い頃はヤンバルによく遊びに行きました。
ほとんどは友人たちと野山の散策だったり、
仲間と山?登り。
そこで見つけた花はほんとに愛おしい。
小さな花、大きな花、地味な花でも。
ヤンバルの山の中で人知れず咲いて、
誰の為でもない、誰が植えたのでもない、
ただ、そこに芽を出して、はなを咲かせ実をつけて、種を残し、
そして何も壊さず、傷つけず、ただ咲いているだけ。
―ミツバチがやってきて、虫がかじって、根は土を耕し、
多くの命を育み、そして自身も育まれている。―
この時期、ヤンバルの山野の中、道端で、濃い緑の葉の中から、
ニョキニョキと伸びた先に咲く黄色の花は鮮やかで、
まとまった株の花は見ごたえがあります。
きれいだなと思いつつ、ヤンバルで眺めるだけだったのが、
ある日、実家の片隅にこの花が咲いていました。
びっくりと同時に嬉しくて、すぐに我が家に一株、
*分家* させました。
今では庭のあちこちに勝手に分家をしています。
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